ビーナスは美しくなった

10年近く経つとどんなものでも表面が傷んでくる。他人から見れば大したことなくても、相当傷んでからでは何事も手遅れになる。

昨年は東口に1対のレプリカ像を設置したこともあり、色の統一感を考えていた。ちょうど頃合いだったのでGW明けから準備しゆっくりじっくり下地ごしらえを。

風のある日に凸凹をサンダ―で磨き、風の無い日に硝煙の黒で軽く着色した樹脂を固めに練り、スキージで全体に。

1度に塗れるのはボール6分目の量、その都度降りて洗ってからまた調合し足場への繰り返し。若い頃と違って身体と相談しながらぼちぼち。

そして先日日曜日に朝からスパート。

柔らかめの樹脂を塗り、乾かないうちに砂をぶっかけた。造った当時のモルタル感がほしかった。そして最後はファインウレタンを調色して塗装。

くそ暑い日のにどんだけ上ったか。汗びっしょになっても体重は変わらず、それなのに筋肉痛は慢性。

こんな1文にもならん事やるのが趣味、造ったんだから元気なうちはメンテせにゃ。でもたぶんこれが最後かも。

今回の塗装は彼女(国宝縄文のビーナス)を美しくしたい、そんなお化粧のつもりで手をかけた。

どろんこ前を通られたら立ち止まりゆっくりご覧あれ。